禁煙準備1:煙草の影響を自分ごととして考える

「タバコをやめたいなー」と思いつつもなかなか簡単には禁煙が続きません。禁煙の第一歩はタバコが自分に及ぼしている悪影響を「自分ごと」としてしっかり認識し、禁煙した場合自分の人生がどんなに良くなるかを知り、禁煙の動機をはっきりさせることです。
今回の記事では、喫煙が人生に及ぼすデメリットを多角的に整理し、例として筆者の人生にどう影響するかを挙げていきます。あわせて、禁煙した場合どう改善していくかも示していきます。
この過程を通じて、禁煙に取り組む動機をはっきりさせていきましょう!

1. 全身を蝕む「病気・身体的リスク」

1.1 寿命が短くなる
厚生労働省等の資料によると、日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳となっています。また、喫煙者の平均寿命は、非喫煙者に比べて男性で8年、女性で10年短いと言われていますので、ここでは、男性の場合は本来81歳まで生きられる予定だったのに、73歳で死んでしまうと考えてみます。
私の場合、81歳の寿命が73歳になると言われても、いまいち実感がわかないです。後期高齢者にならずに人生を終えるのもあり得ることかなぁと。もちろん、73歳が近づいてきたらもっと長生きしたいと焦り出すのかもしれませんが。そこで、子どものことも含めて考えてみました。一番下の子どもが、私が43歳の時に生まれた子どもなので、本来なら子どもが38歳になるまで生きられる予定でした。しかし、喫煙により私は子どもが30歳の時に死にます。30歳なら子どもももう十分自立しているとは思いますが、「親が死ぬ歳」としては少し早い気もします。結婚してるか、孫が生まれているかといったあたりはかなり微妙ですね。これが、「喫煙している」というだけで自分の身に起こりうる現実です。
それでは、今から禁煙したらどうなるでしょう?英国で行われた研究によると、34歳までに禁煙した場合は非喫煙者とほぼ同じで寿命が10年延び、44歳までに禁煙した場合9年延びるそうです。日本の数字とは若干違いますが、今禁煙すれば、寿命についてはほぼ非喫煙者の水準に戻るようです。
私の場合、「タバコを吸い続ければ末っ子の結婚が見れないが、今やめれば孫の顔まで見られるかも」と言えそうです。

1.2 健康寿命
健康寿命は男性72歳、女性75歳で、喫煙者の場合は約4年短くなると言われています。
私の場合は、タバコを吸わなければ72歳まで健康に生きられたのに、タバコのせいで68歳からは健康とは言えない生活を送ることになりそうです。68歳の頃、末っ子は25歳。大学院で修士課程まで行った場合は、ちょうど就職するころ。やっと子どもたちが自立した矢先、私は思うように身体が動かなくなるということになります。タバコを吸わなければ4年くらいは自由に旅行など好きなことができたのかもしれないのにです。
それでは、いま禁煙したらどうなるか。禁煙後、20年ほどで様々な健康リスクがたばこを吸ったことのない人並みに低下すると言われています。つまり、今から禁煙すれば健康寿命も72歳までは取り戻せそうです。
私の場合、「タバコを吸い続ければ子どもが自立する頃に身体が言うこと聞かなくなるが、今やめれば4年ほど自由時間が手に入る」と言えそうです。

1.3 ガン
日本では、ガンと診断された人の5年相対生存率は男性62 %、女性67 %ほどです。早期発見で治るようになってきているとは言われていますが、いまだに日本人の死因の24%はガンで、死因の第1位です。
日本人が生涯でガンにかかる確率は、男性63%、女性51%ほど。ガンになるかならないかは半々と言えます。
タバコの煙には約70種類の発ガン物質が含まれており、喫煙によって、ガンのリスクは、非喫煙者に比べ1.6倍ほどにもなります。男性の発ガン率63%を1.6倍すれば、ほぼ100%になってしまいます。もちろん、63%には喫煙者も含む数字なので実際はもう少し下がるでしょうが、タバコを吸う以上、ほぼガンにはなるんだろうなと感じるには十分な数字ではないでしょうか。
それでは、いま禁煙したらどうなるか。禁煙後数年で、肺、食道、膵臓、口腔、膀胱などのがんのリスクが下がり始め、10年後には肺がんの死亡リスクが約半分に減少、20年以上禁煙できれば、ガンのリスクは生涯非喫煙者と同じレベルまで低下します。
私の場合、自分の体調に無頓着なところがあるので、初期には自覚症状が少ないガンには気づかずに手遅れになってしまいそうだという怖さもあります。「タバコを吸い続ければほぼガンになりそうだが、いま禁煙すればガンになる確率を半々くらいにはできる」と言えそうです。

1.4 動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中

タバコに含まれる、ニコチン、一酸化炭素、タールなどの有害物質が、多角的に血管を攻撃するため、喫煙者は非喫煙者の1.5倍ほど動脈硬化が進行すると言われています。動脈硬化は、日本人の死因第2位の心疾患(14%)や第4位の脳血管疾患(6%)の原因ともなります。喫煙により、心疾患での死亡リスクは非喫煙者と比べ男性で2倍、女性で3倍高くなります。さらに、1日に一箱以上吸う場合は、4倍になるとも言われています。また、脳血管疾患も男性で1.3倍、女性で2倍となります。これらの疾患は突然死、麻痺、寝たきりなどに繋がるケースもあります。
私の場合、死ぬならできるだけ事前に余命宣告されて、気になることをできるだけなくしてから死にたいなと思っています。「突然死、麻痺、寝たきりになる確率がいくらか下がる」というだけでも、禁煙へのモチベーションに繋がります。

1.5 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPDという言葉、普通に生活するなかではあまり聞き慣れないかもしれません。煙草の煙などの有害物質を長期間吸入することで、気管支や肺胞が炎症を起こし、肺機能が低下して呼吸が苦しくなる進行性の病気です。気管支に炎症が起きることで咳や痰が多くなり、肺胞の壁が壊れて弾力がなくなることで、息切れを起こします。重症化すると安静時にも息切れし、酸素吸入器が必要になることもあります。また、肺胞は一度壊れると元通りに再生することはできないため、早期に発見し進行をとめることが重要です。
COPDの有病率は40歳以上で8.6%ですが、喫煙者の場合、50代の約69%、60歳以上の約97%にCOPDの疑いがあるという調査結果もあります。
私の場合、1日1箱を20年以上吸い続けていて、息切れはあまり気になりませんが、咳や痰は毎日のように出ており、すでにある程度進んでいるのかもしれないと感じます。今すぐ、進行をとめるべき状況なのかもしれません。

1.6 その他の病気・身体的リスク
喫煙により血管収縮、白血球の機能低下を引き起こし、免疫力が低下し、感染症の罹患・重症化リスクが高まります。
また、喫煙は歯周病の最大のリスク因子であり、非喫煙者に比べて数倍も発症・重症化しやすく、治療効果も低下させます。歯周病が重症化すれば、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、最終的に抜け落ちる原因になります。
さらに、喫煙は骨密度を低下させ、骨折リスクを1.3〜1.8倍に高める骨粗鬆症の主要な危険因子です。ニコチンが血管を収縮させてカルシウムの吸収を妨げ、女性ホルモンの減少も招くため、骨の破壊が生成を上回ります。
病気にかかりやすく、重症化しやすくなり、歯や骨も弱くなる。タバコを吸うことでこのようなリスクを自ら引き寄せていることに、今更ながらゾッとしました。禁煙後1ヶ月ほどから免疫力は回復してきます。


2. 感覚・脳・精神への悪影響

2.1 味覚の鈍化
喫煙はニコチンやタールが舌の味蕾(味を感じる細胞)を麻痺させ、特に塩味や苦味の感覚を鈍化させます。禁煙すれば、2週間〜1ヶ月くらいで味覚は改善します。
私の場合は、あまり好き嫌いもなくなんでも美味しく食べる方なんですが、味覚が復活すると、もっとちゃんと、美味しいものを美味しいと感じられるかもしれません。美味しさに感動したりしてみたいですね。

2.2 嗅覚の低下
タバコに含まれる化学物質により鼻腔の嗅細胞が損傷・萎縮し、嗅覚の低下や障害を引き起こします。非喫煙者に比べ嗅覚障害リスクは約6割高く、喫煙年数や本数に比例して悪化します。
料理の匂いや風味がわからなくなったり、ガス漏れ、焦げ臭さなど危険な匂いにも気づきにくくなります。
私の場合、家にいる赤ちゃんのいい匂いがわからなかったり、赤ちゃんがうんちをしていても気づいてあげられなかったり、灯油などの匂いにも鈍感でこぼしていた時に気づきにくかったりと、そこそこ実害があります。

2.3 視力低下
喫煙をすると、ニコチンが血管を収縮させ、血流が悪化するため、網膜などの目への酸素や栄養の供給を不足させます。また、有害物質が目の組織に炎症や細胞の老化(酸化)を引き起こし、網膜の神経細胞を損傷します。
失明にもつながることのある、緑内障、白内障、加齢黄斑変性などのリスクも2〜3倍に増加します。

2.4 聴力低下
ニコチンによる内耳の血流障害が原因で、聴力低下、特に高音域の難聴リスクが約1.6倍に高まります。

2.5 集中力の低下
ニコチン切れになるとイライラして集中できなくなりますよね。そこでタバコを吸って集中力が一時的に戻りますが、また時間が経てばイライラして集中できなくなる。喫煙者でいる限り、延々とこれを繰り返すことになります。禁煙できれば、最初の数日こそこのイライラの時間が多く集中なんてできない時間が多くなりますが、禁煙を続けていけば、次第にこのイライラは収まります。そもそも非喫煙者はニコチン切れによるイライラなんてありません。その上、喫煙者がたばこを吸って集中力が上がったと思っている状態でさえ、非喫煙者の頃の集中力には及びません。そもそも、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、酸素の200倍以上ヘモグロビンと結合しやすい性質があります。そのため、血液の酸素運搬能力が低下し、脳が酸素欠乏状態(軽度の酸素欠乏)に陥り、思考力や集中力が低下します。また、ニコチンは血管を収縮させるため、脳への血液循環が悪くなり、結果として脳の働きが鈍くなります。

2.6 睡眠の質の悪化(入眠障害や中途覚醒)
喫煙は睡眠の質を著しく低下させ、寝つきの悪さ、中途覚醒(夜中に目が覚める)、深い睡眠の減少を引き起こします。
寝る前にタバコを吸うと、ニコチンにより交感神経が刺激され、心拍数や血圧が上昇するため、眠りにつくまでの時間が長くなります。逆に睡眠中に「ニコチン切れ」の状態になると、脳が覚醒し夜中や早朝に目が覚めやすくなります。また、 ニコチンの影響で睡眠構造が乱れ、脳や体の疲れをとるために必要な深い眠りが少なくなります。
さらに、喫煙は気道の粘膜に炎症やむくみを引き起こし、気道を狭くするため、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因ともなります。
禁煙を始めると、最初の1週間ほどは特に、離脱症状(ニコチン切れ)により、日中の強い眠気や、逆に夜間に目が覚めやすくなることがあります。しかし、そのまま禁煙を2〜6ヶ月ほど継続すると、浅い睡眠が減り、睡眠の質が安定して深くなっていくことが報告されています

2.7 認知症発症リスクの上昇
日本での認知症の発生リスクは、70代後半で約10%、80代前半で約22%、85歳以上で約44%です。喫煙者は非喫煙者と比べて、認知症発症リスクが約2〜3倍高いので、喫煙を続ければたとえ運よく長生きできても、認知症になる確率が高そうです。

2.8 ニコチン依存症
ニコチン依存症とは、タバコに含まれるニコチンの作用により、脳が慢性的にニコチンを求める「身体的依存」と、喫煙行動が習慣化する「心理的依存」が複合した慢性疾患です。ニコチンが体内にはいることで脳からドーパミンが放出されますが、時間が経ちニコチンの血中濃度が下がるとイライラ、頭痛、集中力の低下等が起こり吸いたくなる。また、起床時、食後、仕事の前後など、習慣化したタイミングで我慢できなくなる。このように、身体的にも心理的にもタバコに依存してしまいます。

2.9 慢性的な疲労感
タバコに含まれるニコチンやタールは、身体のエネルギー代謝や血管機能に悪影響を与え、疲れが取れにくい体質を作り出します。
喫煙によりニコチンが毛細血管を収縮させ、一酸化炭素が血液中の酸素運搬能力を低下させます。全身に酸素と栄養が行き渡らなくなり、疲労物質が蓄積しやすくなります。また、ニコチンは自律神経の交感神経を刺激します。休息モードである副交感神経が働きにくくなり、身体が常に緊張・興奮状態に置かれるため、睡眠の質が低下し、休息を取っても疲れが取れません。さらに、タバコはビタミンCを大量に破壊します。ビタミンCは疲労回復やストレス緩和に不可欠な栄養素であるため、これが不足することで慢性的なだるさに繋がります。その上、喫煙は体内で慢性的な炎症を引き起こし、呼吸器系に負担をかけます。呼吸が浅くなったり、息切れしやすくなったりすることで、体力を消耗しやすくなります。

2.10 メンタルヘルスへの悪影響
喫煙はストレスの解消法ではなく、実はニコチン依存によるイライラを喫煙で一時的に緩和しているだけで、実際はメンタルヘルスを低下させ、不安やうつ、精神疾患のリスクを1.7倍以上に高める原因となります。禁煙に成功すると、これらのイライラやうつ症状が改善し、精神的健康度が高まることが研究で明らかになっています。


3. 美容・外見・エイジングの劣化

3.1 スモーカーズ・フェイス
スモーカーズフェイス(たばこ顔)とは、喫煙習慣により肌の老化が加速し、実年齢より老けて見える特徴的な顔貌のことです。血管収縮による酸素不足、活性酸素による肌細胞の損傷、ビタミンCの破壊によるコラーゲン減少などにより、肌が乾燥し、ハリ・ツヤが失われ、目尻や口元にシワが刻まれ、 肌がくすみ土色になり、頬がこけ、まぶたが下がり、歯が黄色くなり、歯肉が黒ずみます。

3.2 歯の黄ばみ・口臭の悪化
タバコを吸うと、タール(ヤニ)が、歯のエナメル質に強く吸着します。これが茶褐色や黒色に歯を変色させます。タールはネバネバしているため、接着剤のように食べかすや茶渋などのステイン(着色汚れ)を歯に吸いつけ、汚れをさらに強固にします。喫煙が長期間に渡ると、表面だけでなく歯の内部にまで着色成分が浸透し、黄ばみが定着します。
また、ニコチンにより血管が収縮し、酸素・栄養不足、免疫機能低下が起こり、タールが歯の表面に付着することで、細菌の付着・繁殖を促進、一酸化炭素により酸素供給を低下させ、歯肉を慢性的な酸素欠乏状態となり、条件によっては歯周病のリスクは8倍にも高まります。
当然、タバコは口臭も非常に臭くなります。口内や肺にこびりついたタール(ヤニ)臭さは、水や唾液では簡単には洗い流せません。ニコチンや一酸化炭素の影響で唾液の分泌も抑制されるため、口内の細菌が増殖し猛烈な悪臭を漂わせるようになります。歯周病も悪化するため歯周ポケット内の嫌気性菌が活性化し、ドブのような腐敗臭を放ちます。私は実際にパートナーからドブみたいな口臭だと言われたことがあります。

3.3 毛髪への影響
ニコチンによる血管収縮で頭皮の血流が低下し、酸素や栄養が毛根へ届かなくなるため、薄毛や抜け毛のリスクが大幅に増えます。喫煙者の薄毛リスクは非喫煙者の2倍近くにもなります。男性ホルモン(DHT)の増加、活性酸素による細胞の老化、ビタミンCの大量消費も髪に悪影響を与え、若白髪のリスクも2〜4倍ほどになります。

3.4 悪臭
口臭については先述しましたが、その他にも、
衣服、部屋、車内などに染み付く臭いもひどいものです。また、汗からもタバコ成分が排出されるため、体臭にも影響が出ています。ニコチンによる血行不良から粘り気のある汗をかくようになり、これが皮膚の常在菌に分解されることで強い臭いが発生します。活性酸素により酸化された皮脂もツンとした臭いを放ち、肝臓が処理しきれなかった臭い成分は呼気や毛穴から放出されます。
私の場合、タバコを吸って事務所や社用車戻ると他の社員さんたちをかなりきつい臭いに晒していますし、家に帰れば妻からドブみたいな臭いがすると言われます。

3.5 運動能力の低下
喫煙は一酸化炭素による酸素運搬能力の低下、ニコチンによる血管収縮・血管内皮機能障害、呼吸機能低下を通じて、持久力、瞬発力、筋力、回復力のすべてを著しく低下させます。また、最大酸素摂取量が低下し、運動中に疲れやすく、早期疲労やケガの回復遅延を招く大きな要因となります。

3.6 内臓脂肪が蓄積しやすくなる
喫煙はストレスホルモンであるコルチゾールを増加させ、内臓脂肪が蓄積しやすい環境を作ります。インスリンの働きも悪くなるため、血糖値や中性脂肪も上昇します。また、ニコチンの血管収縮作用に加え、善玉コレステロール(HDL)も減少します。

3.7 傷跡が残りやすくなる
喫煙により血流が悪くなり、酸素や栄養が傷口の細胞まで届きにくくなると、新しい組織を作る速度が落ちます。傷が治る過程で炎症が長引き、シミや色素沈着として残りやすくなります。傷口以外でも、新陳代謝が落ちるため、くすみや肌荒れの原因となります。


4. 経済・社会・環境への大損失

4.1 経済的損失
近年、タバコ代はどんどん値上がりしており、負担感は増大しています。
私の場合、フィリップ・モリスの紙巻きタバコを吸っていますので、他のものと比べれば安い方ですが、それでも1箱あたり450円。毎日1箱吸っていますので、毎月13,500円、毎年164,250円がタバコ代に消えている計算になります。今後死ぬまで吸い続けるとしたら、30年くらいとして、4,927,500円。ほぼほぼ500万円は今後もドブに捨てるようなものです。ちなみに、もう既に21年吸ってきているわけですが、最初は250円でした。平均350円だとしても、既に270万円ほどはドブに捨ててきたことになります。今後も値上がりは続くでしょうから、その損失は生涯で1千万円にも届くかもしれません。純粋なタバコ代のほかにも、保険料が非喫煙者よりも高くなったり、医療費が余計にかかったり、タバコの臭いや汚れを取るために費用がかかったり、隠れた出費もあります。

4.2 時間的損失
毎日20回ほどタバコを吸っていますので、吸っている時間や喫煙所を探す時間、喫煙所への往復の時間、タバコを吸うタイミングを計る時間など、全て含めれば1本あたり5分はくだらないと思います。毎日100分、毎月50時間、毎年25日、死ぬまで30年吸い続けたとしたらそのうち2年間はタバコを吸っている計算になります。人生の7%ほどをタバコに捧げているわけです。塵も積もれば山となる。これだけの時間を、毎日コツコツ自分の心身を痛めつけるために使っているのかと思うとゾッとします。もちろん禁煙したからといってこれらの細切れ時間を有意義に使えるかはわかりませんが、少なくともマイナスにはならない時間になることはかなり大きいかなと思います。

4.3 仕事への影響
喫煙の習慣があると、ニコチンが切れるたびに集中力が切れるため、頻繁にタバコ休憩に行くため、仕事が分断されます。仕事のキリが良いところで喫煙に行くとよく言いますが、実際はタバコに行くために仕事に無理矢理区切りをつけていることもかなりあります。非喫煙者の人と組んで仕事をする場合、相手の時間を奪い、仕事のリズムを崩すことにもなります。非喫煙者から見ればサボっているようにしか思えませんし、喫煙から戻ってこられても臭すぎて迷惑です。私の職場では今のところないですが、喫煙者をそもそも採用しないという方針を公表している会社もあります。

4.4 受動喫煙
自分に近ければ近い人ほど、受動喫煙の被害者にしてしまいます。私は家では玄関の外で、会社では喫煙所で吸っていますが、煙が他の人のところに流れていくこともありますし、家の場合は近所の方がもしも窓を空けていたらそこから入っていっているかもしれません。さらには最近は三次喫煙という言葉もよく聞くようになりました。これは喫煙者の髪、服、部屋、車などに付着したニコチンなど有害物質が再蒸発して空気中から第三者に影響を与えるものです。ここまで考えると、他人に迷惑をかけずタバコを吸うということ自体、ほぼ不可能だと感じます。


まとめ

ここまで見てきたように、喫煙には、「病気・身体的リスク」、「感覚・脳・精神への悪影響」、「
美容・外見・エイジングの劣化」、「経済・社会・環境への大損失」などなど、たくさんのデメリットがありました。ここで挙げた以外にも、まだまだたくさんデメリットはあるでしょう。
こんなものを、これからも吸い続けるのか、やめるのか。もう一度、しっかりと自分に問い直してみようと思います。

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